「なんてこと!なんてこと!なんてこと!」
これが読み終わった直後の感想。
冒頭で"脂肪の塊"の容姿を紹介するところで、ボテロの描く女の人を思い出したよ。幸せで楽しい女の人。
で、小説の方は読み進めるほどに嫌悪感が高まる!それが最後まで続くなんて…!言葉にならないくらい悔しくて悲しい…!
脂肪の塊というあだ名の女性は実在だとか。幸せな人だったらいいな。
あとは…馬車の中で食べるお弁当が、まさに美食の国フランスって感じ。
1938年 第1刷発行。1996年第64刷発行。訳 水野亮 定価260円
ああ、あのころ本は安かったー!
今は別の翻訳者で出版されてるよう。
タイトルも[脂肪のかたまり]ってひらがなになってる。
積読28年で読みました。
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アメリカ大統領選。
ハリスの敗北宣言の演説がすばらしい。泣ける。
思い返せば、ヒラリークリントンのも。二つ続けて読んだら滂沱の涙…
二人とも、支援者に感謝してるだけでなく、支援者の無念に寄り添い励ましてる。
負けたけど、自分の理想のための活動を続けると言ってる。ああ、なんて尊い!何度も読み返したい。さあ、私も!
(私はいつも困難な方を選んでるんじゃなかろうか…上手くいった時はいいけど、そうじゃない時はもうホント…って、人生ずーーーっと思ってたからハリスの言葉がうれしかったよ)
ハリス
「私たちはこの闘いを(中略)続けていきます。日々の生活の中でも静かに実行していきます。互いに親切と敬意をもって接し、見知らぬ人の顔に隣人を見出し、自分の力を人々を元気付けすべての人の尊厳を守る闘いのために使うという方法で。」
「私たちは困難な仕事を好みます。困難な仕事は良い仕事です。喜びをもたらす仕事です。私たちの国のための闘いは、いつだって価値があるのです。いつだって。」
「今はお手上げだと諦める時ではありません。袖をまくり、気合いを入れる時です。」
ヒラリー
「これからもたくさんの季節が訪れて、やるべきことはまだまだたくさんあるからです。」