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2025年1月1日水曜日

ベル・ジャー  / シルヴィア・プラス

シルヴィア・プラスという名前がステキ。知的で品があって爽やかで。


最初に読んだ[訳者あとがき]で作者のことを知って憂鬱な気持ちになったけど、ページを繰る指は止まらなかったよ。

二十歳ほどの女の子の話だけど、とてもよくわかる気になるのはどうしてだろう…若いころを思い出した気になるというのではなくて、今の自分事として。


体調がよくないことが多かったようだけど、そんな状態でほとんど推敲なしでフルスピードで書き上げたとか。

充実した時間だったのかな。そんなこと感じるひまなんて無かったかな。できれば、彼女にとって良い時間だったと思いたい。


そして、作者とは別にして小説の主人公の女の子の素敵な未来を信じよう。


本の表紙が素敵です。タイトルは隅っこに小さくあるだけ。


"読書メーター"で、この本を読んだほかの人の感想を読んでると、涙がにじんできたよ。「ああ、そうなんだ、私もこう思ったんだ」って。みなさん書くのうまい


気に入った言葉:

たくさんの花が、明るくて物知りな子どもたちのようにうなずく

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2025年、新しい年が始まりました。穏やかです。

よい年になるに違いありません。

早速、炊き込みご飯を炊いたよ。