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2024年5月28日火曜日

密林の夢 (原題:STATE OF WONDER) / アン パチェット

最後、泣いた。

あんなにも濃密で異次元のような時間でも、元の世界に戻ってくるとこんなに早く夢のように感じられるんだ…まさに"密林の夢"…と思ったら、原題は"STATE OF WONDER"だったよ。

ジャングルの描写は映像を見ているようで、ベトナム戦争の映画を思い出したよ。

最後、ミネソタの「空気がびっくりするほど軽やか」という言葉が胸にきた。今日は大雨だからかな。

古本屋さんで、タイトルと表紙の絵に惹かれて買いました。

絵は増島加奈美さんという人。

ああ、それにしてもここに出てきた人たちは、皆このあとどういう人生を送ったんだろう…


そして私、昔マナウスに行ったんだよなあ…たしか…すごくきれいな河畔があった。あれ、たしかマナウスだったような…ブラジルは疲れ切ってたからあんまり記憶がない。ああ、夢。

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フランスではパンは毎日買うそう。うん、それいい!

お豆腐もお野菜もお肉も果物も食べるときに都度買いたい。量り売りで。

それが面倒だから、保存技術や包装技術。遺伝子研究なんかが進んできたんだろうし、それでとっても便利で有り難かったんだけど…こんな風に思うのは年齢だろうか?世の中の流れだろうか??

両方あればいいな。

で、毎日買うのが面倒だと思わないようなリズムで生活したい。

2024年5月19日日曜日

無鄰菴

二回目の無鄰菴。

120年以上前、当初はどういう形だったのか?どういう考えで作られたのか?

そんな話を聞いたあと、お庭の裏から表からいろんな角度で見て来ました。


お庭って変化していくものなんだなあっていうことを知りました。

変化しないお庭もあるだろうけど…あるかな?

いろいろ知りたいお庭お庭お庭♪


そして今日も雨。無鄰菴に来るときはいつも雨。

一階と二階では雨音の聴こえ方が違ったよ。

木の緑も、石の苔も、雨の中で濃く見える。

窓が開け放たれた二階の座敷で、お庭と東山見ながら雨の音を聴いて冷たい風に吹かれる心地よさったら。


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黄色と赤のマーブル模様のカーネーションを飾りました。

カーネーションは久しぶり。たくさんついていた蕾もきれいに咲きました。

夏が来るまであとどれくらいお花が楽しめるかな?





高砂淳二写真展 -この惑星(ほし)の声を聴く-Junji Takasago Photo Exhibition -Voices of our planet-

美術館「えき」KYOTO

ツヤツヤピカピカではなくて、マットな質感の写真でした。

動物や昆虫って実物も写真も「ちょっとあんまり…」なんだけど、今日は楽しく見れました。

ずうっと見てたら虫一匹にもストーリーが感じられてきて微笑ましい。ずうっとずうっと見てられる。


いつもは明るい空や海が好きなのに、今日惹かれたのは暗い夜の写真。落ち着いていて優しい。

こういうのに惹かれるのは今日だけなのかな。これからはこんな感じが好きになっていくのかな。

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"金沢"が気になって早4年。とうとう夢にまで出てきたよ。

写真展でも金沢で撮ったものがあると知ったのは出口近くになってから。一枚一枚見直して見つけました。苔の写真。

苔って拡大したらこんな風に見えるのか。

柔らかな苔って大好き。特に山の中の苔は清潔そうな感じが好き。




2024年5月14日火曜日

世界のニュースを日本人は何も知らない2 - 未曽有の危機の大狂乱 - / 谷本真由美

前半は悪口いっぱいな感じで、次のシリーズは読むのやめようと思うんだけど、後半になると興味深いハナシになってくるのは前回シリーズと同じ。

あと、今回も誤植があった…気になる

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高い…スーパーに行ったらお野菜もお肉も何もかも高い…冷凍食品まで!

なんかどんどん高くなってない!?

安いのは、一部のお惣菜とスナック菓子くらいな気がするんだけど!?

お野菜なんかは、今までだと高くなっても一時的でしばらくすると元に戻ってたのに、戻らへんやん…。

デパ地下でパンを買うのが好きだったけど、すーぐ千円超えちゃう。

週末の楽しみだった生春巻きが近所のスーパーから無くなっちゃってる。近所のスーパー3件とも…もう1か月は無いよ…なんで…??


景気が悪いとか言われてても、デフレの時はあんまり気にせず物を買えてた。週末のワインと生春巻きとパンが楽しかったのに…。

インフレってヤダ…日々の買い物が高くて手が出せないって気持ちが沈むよ…。


なんでこうなったんダ???

2024年5月10日金曜日

思考の整理学 / 外山滋比古

「東大・京大で一番読まれた本」っていう宣伝文句につられて読みました。

図書館で約3か月待ち。

私の後にも2件の予約待ち状態。

そして本はかなり使い込まれた模様。


"島田清次郎"を知ってみたいと思ったよ。

あと、気分転換に歩くときはブラブラじゃなくて速足っていうの、今度やってみよう。

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このブログ、丸10年超えた!

10年って短いけどいろんなことがあったなー。私もずいぶん変わった。

次の10年、コワいけど…大丈夫、きっと楽しい!



2024年5月9日木曜日

世界のニュースを日本人は何も知らない3 - 大変革期にやりたい放題の海外事情  / 谷本真由美

何かの "おすすめ本" で見つけて図書館で約3か月待ち。

最初に届いたのがシリーズ3作目のコレ。

読んでみたら…思ってたのと違った…なんかネットニュースみたい…。

それに言葉選びもヘンなのがアチコチにある。それもネットニュースみたいだけど…いや、紙の本だし。編集部は直さないの??

なんだけど、面白いしサクッと読めるからシリーズの他のも読もうっと。"シリーズ5" は予約待ち59番目だけどっ。


これからは何で "おすすめ" されたかメモしておこう。


あ、びっくりしたのはヨーロッパの麻薬への対応でした。

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お昼休みに行けるトコ

・図書館

・安いお花屋さん

・スーパー

これがこの職場のいいトコ。

今日は図書館に予約本を取りに行ってきたよ。

平日だけど、中之島のカフェもバラ園も人がいっぱい。みんな楽しそう。空は青くて白い雲がひとつ、ふたつ。気持ちいー♪

2024年5月7日火曜日

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 (原題:Darkest Hour)

面白かった!

殆ど実話だそう。

チャーチルってホントにあんなヨボヨボだったんだろうか??


和平交渉をせずに戦争に突き進むところは、今のウクライナとロシアの戦争のことを考えちゃったよ。

みんなを鼓舞する演説は当時は受けたんだろうね。そして今もウクライナでは大統領が同じような演説をしてる。受けてるんだろうか…受けてるんだろう……

願わくばそうなる前になんとかしなきゃ…


そして、チャーチルってパレスチナ問題の発端に関わってもいるよね!? ああ…


チャーチルは第二次世界大戦時60歳後半。

引退は80歳過ぎてからだそう。

年齢は関係ないけど、今も昔も元気な政治家がたくさんいるんだ…年齢は関係ない、ホントに関係ないのか…??

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京都高島屋にある蔦屋に行ってきました。

ずっと気になってたんだよねえ。


アート作品の他に工芸品もあったよ。

で、写真集や芸術系の本が充実していて見てて楽しい。

こういう本は、図書館にはないよねえ…たぶん。また行こうっと。


2024年5月5日日曜日

Coda コーダ あいのうた(原題:CODA)

音楽、好き。

でも静かな世界も好き。


コーダって音楽用語のことかと思ったら違った。大文字のCODAは“聴覚障がいの親を持つ健聴者の子ども”という意味だそう。

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久しぶりに母親と話して言われたこと「75歳なんてすぐ」これ、私のこと。一瞬ドキッとした、で、すぐ同意した。仰る通り。

2024年5月4日土曜日

日日是好日

若い女優さんたちが可愛い。

主人公がつくばいで手や口を濯いでいるシーンの美しいこと。


主人公のお母さんのセリフ「昔は結婚前にお茶を習いに行ってた」

そうだったそうだったー。私がギリギリその世代かなー。どうかなー。

袱紗捌きはすっかり忘れでしまったけど、お稽古楽しかったなー。

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スマホの調子が悪くて買い替え…お店に行ったら…自宅の回線見直しで月額料が安くなり、スマホの月額料も安くなり、本体は1円。おまけにキャンペーンとかで家電買ったら3万3千円値引きだって!テレビを2万円程で買っちゃったよ☆

スマホ関連の料金って謎だけどいったいどうなってるんだろう??ホントに得してるのかな???


そして、スマホもテレビも「外国製じゃなくて国内産で」っていう私の言葉にがいかにトンチンカンなのかも実感。

アタマでは分かってたんだよ…でも…ワタシは"古い人間"だっていうことを認識したネ。

昔々はおじいちゃんの、昔は父の時代錯誤な差別発言を聞いて「おやおや」と思ってたけど、いつの間にかワタシもだ。かつてはコスモポリタンなつもりだった若者のワタシがこうなるとは…いやまだ大丈夫。軌道修正軌道修正。


スマホ買いに行って思った。若い人っていいなあって。例外はあるけど、あの時の人たちはみんな素敵な人たちだった。

めんどくさがらない。寄り添おうとしてくれる。

エネルギーがあるのかな。エネルギーがあるから人に優しくできるのかな。


エネルギー不足の私は、人に対するエネルギーが枯れないように配分を気をつけなくちゃ。そして謙虚にしなくちゃ。傲慢でわがままが通っていたのは若さがあったから。謙虚謙虚。



2024年5月3日金曜日

ゴッドファーザー〈最終章〉:マイケル・コルレオーネの最期(原題: The Godfather Coda: The Death of Michael Corleone

前に観たのはいつだっただろう。所々、見覚えのあるシーンが。

マフィアのボスだけど、ニューヨークの家の狭いキッチンで食事をしているシーンが現実味があるなあ。

そしてシチリア。映画が撮られてから50年経った今も、青い空や、土埃の舞う道や、石造りの建物はあるかな?…無いか…いつか行ってみたいな。


そしてマンハッタン。2024年の今もリトルイタリーはイタリアらしさを残しているのかな?
ギリシャ人街は?ユダヤ人街は?


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お練りの名前は "つつじ" と "花菖蒲" 。花菖蒲の濃い紫に惹かれました。

昔は大きなマグカップにコーヒーやお茶をなみなみとついでたけど、今は数口で飲み切るお薄で充分になりました。(コーヒーはデミタスカップ)

年を取ったというのではなく、これこそ大人になったということかと。満足。



2024年5月2日木曜日

日本銀行大阪支店

設計 辰野金吾

移築された旧館では 階段室 と 貴賓室 に入りました。

どちらも上品なステンドグラスが素敵でした。

シャンデリアが新しくなっていたので訊くと「当時の物では暗いので」とのこと。今のでも充分暗いと感じていたので「もっと暗かったのか」…と。

今まで古い建物を見てきて、そこに気づいたのは初めてだったよ。

そうか、夜はさぞ暗かったんだなあ。曇りの日も雨の日も、窓のない部屋はどんなに暗かったんでしょう。

新しい気付きで想像が広がります。


新館では、窓口ロビーの100メートル×40メートルの部屋に柱が1本も無かった。ズーンと見晴らせるのは防犯対策だそう。広々とした職場もいいなあ。

そして、エレベータが横長の箱で落ち着いた照明。良い!


3か月後に出る新しいお札や、お金の話も興味深く聞きました。

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今年の中之島公園のバラ。

6分咲きってところかな。

前夜の雨で花びらに水滴が残っていて瑞々しさを感じます。

固い蕾も少なくなかったけど「ガンバレガンバレ」と励ましながらバラ園を歩きました。


桜は花吹雪の舞う散り際。バラは咲き始めがいいね。

たくさんの花、全部に声をかけて撫でて抱きしめたい気持ちでいっぱいだよ。