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2015年12月10日木曜日

Ben-Hur

邦題:ベン・ハー
テレビの録画。
1959年のチャールトン・ヘストン版。
4時間もある!って思ったけど観だしたらあっとういう間。
元は小説だったとか。観る前に読んでみたかった。
少し前に読んだ本 “クレオパトラ” でよく出てきた “ガレー船”。
クレオパトラの本ではとても優雅で豪奢な体に書かれていて、櫂が4段もある舟が出てきてたけど、その櫂は奴隷の過酷な労働によって漕がれていたのね。
簡単に想像できそうな事なのに、映画を観るまで気がつかなかった。
そして、戦車レースのシーン。
早送りしてるような感じだけど、手法の古さを感じるりスピード感に圧倒されてどきどき。
あんな戦車が出てくる映像は初めて観たかも。
ローマ神話やギリシャ神話が頭に浮かんで読みたくなる。
そしてヴィア・ドロローサ。
むかし行ったときの記憶では細い路地のイメージだけど、映画みたいにたくさんの人が集まってきてたのかな。
イスラエルはその時も広くたくさんの荒れ地があったけど、イエスの説法に集まった人たちは映画みたいな感じだったのかな。
私の中ではおとぎ話のようだった聖書の物語が、真実としてその場にあったように感じた若いときの旅を思い出しました。
いろんな事を知りたいね。人生は短くて貴重だね。


2015年12月8日火曜日

日本テレマン協会 第465回 マンスリーコンサート パブロ・エスカンデ・プレゼンツ リコーダーとバスで辿る イタリア・バロックの系譜



大阪倶楽部。
スペインづいてた最近だけど、やっぱりヴィヴァルディはいいわあ。

1曲目がなんだかわざとらしく感じて、我が身を振り返りつつどうしようかと思ったんだけど、2曲目からはそんな思いから解放されて音楽の世界へ。

ソプラニーノ・リコーダーって初めて聴きました。
曲も可愛くて楽しい。

4つもリコーダーの協奏曲を聴いたけど、邪気がなくて素朴で自然の中にあるような音のリコーダーにこれもまた自然な弦楽器のアンサンブル。
このリコーダーの音にはこの弦の音しかないんだろうなあっていう感じ。
リコーダーの音を邪魔しないで、でも厚みがあって華やかで。

今日はチェンバロの印象も変わりました。
コレッリのラフォリアでバイオリンとチェロとチェンバロのトリオ。
ああ、チェンバロは弦楽器なんだって実感。
もう二度と、チェンバロのことを“オモチャみたいな音のピアノ ”なんて思いません。
よく響くピチカートみたい・・・あれ?やっぱりまだ違うかな??

どんな音楽も好きだけど、わたしの中で古楽器とかヴィヴァルディは “ザ・音楽 ” だなあと改めて。
目を閉じてぼんやりと聴きながら、いまの自分を反省したり過去を後悔したり。
楽しい未来を想像したり、おとぎ話のような夢物語を作ってみたり。
ふっと懐かしい昔を思い出してうれしくなったり、これからのことに新しいアイデアを思いついたり。
いろんなところに心が飛びまわる。
目を閉じてるから眠たいような眠たくないような。
時々、ハッとするような音が聴こえてくるのもまた楽しい。
至福の時間。

              

2015年12月6日日曜日

谷本綾香 メゾソプラノリサイタル "España"

大阪大学会館

2日続けてスペイン!
オペラ歌手でもある人がスペイン歌曲を歌ってくれるっていう楽しさ。
どの曲も歌い上げる感じじゃなくて、客席にいる私たちに向かって歌ってくれた。
私たちにおしゃべりするように。
なんか嬉しかった。
「あー、彼女はいま楽しんだはるんやなあ」って思えてわたしも楽しい。

わたしは、自分の演奏を人に聴いてもらいたいって思ったことなくて。
今まで
「もうほんとすいません。私なんかが出てほんとごめんなさい。こんなもの聴かせてもうほんと・・・」
って感じで。
演奏する楽しさは感じたことあるけど、聴いてもらう嬉しさって知らないし、考えた事もない。

でも、今日みたいなのって素敵だなあって思った。
あんな風にしてみたいって。
きっと楽しい。

空調が壊れたらしくて演奏会のあいだじゅう暖房なし。
有形文化財の古い石の建物は冷えがしんしん。
陽の当たらない所でじっと座ってるのは外より寒かったかも。
身体が縮こまってるとリラックスして聴けない・・・
肩の出たドレスの歌手も、指先が冷えてただろうピアニストも大変だったんじゃないかなあ。
寒そうにしてる客席の人たちを舞台の上から見るのもとまどったんじゃないかなあ。
それでも、良かったと思わせてくれてなんて素晴らしい。
今度はベストコンディションの会場でも聴いてみたいな。




フラメンコの発表会

知人の発表会に行ってきました。
フラメンコは、昔々スペインから来はったのプロダンサーのショーを観て以来。

わたしにとってフラメンコはピッタリなタイミング!
楽器で1か月前からスペイン風の曲を練習してるんです。
インターネットで調べた細々とした知識では、フラメンコは人生を踊っているんだとか。
12拍子のリズムが基本でそれは人生なんだとか…

客席からも分かってる人たちはどんどん掛け声をかけたり手拍子をしたり。
わたしも見よう見真似で手拍子をしてみたりしたけどよくわからない…

でもステージはよかったなー!
指先まで神経が行き届いて、力のこもった眼。

振付を憶えるの大変だろうなあ。
あのリズムやリズムの中のアクセントはいったいどうやって憶えるんだろう?
たくさん曲を聴いたけど、全部同じような曲に聴こえたのはわたしの耳がおかしい?

60代以上の女性も多くて、みなさん魅力的。
なんだかわたし・・・やりたい!!

2015年12月4日金曜日

The Town

邦題:ザ・タウン

貧困と治安。
通りをひとつ隔てただけで雰囲気が変わる街。
何年も、場合によっては百年以上同じ雰囲気の街。
これは古今東西いつも。どこも。

ニュースで見聞きする事件も、ほんとのところは過激派でも民族や宗教の問題じゃない。
お金がないということ。その連鎖。

どんな生い立ちであれ、大人になったら自己責任。
でも子どものうちはできるだけ良い環境で過ごしてほしい。過ごすべき。
そう思って、毎月少しのお金を一人の外国の施設で暮らしている子どもに送ってます。
もう2年か3年か・・・もっとかな。
1年に1回、その子から手紙がくる。
わたしからの手紙は彼からの手紙への返事。ありきたりな短い言葉で。
書く言葉がなんにも思いつかないから。

他の人の場合は、文房具やらなんやらと送ったりすることがあるみたいなんだけど私はしたことない。
どうしてしないのか自分でもわからない。
優しい手紙や文房具をもらってる他の子どもたちと自分を比べて、わたしと繋がってる男の子はどう思ってるだろう。
悲しいを通り越して怒りを感じてるかもしれない。

インターネットでその施設の様子が見れるの。
いろんな行事があって楽しそうにしてる写真がいっぱい。
いろんなところからの寄付もいろいろあるみたいで、カッコイイ靴やカバンを持ってたり。
私が送るとしたら100円均一で買う文房具。
そんなものじゃたいして嬉しくないんじゃないかと思う気持ちがある。
私が送ってるほんの少しの現金は、必要なお金できっととても役に立ってるんだと思う。
でも100均の文房具はいらないかも…
結局、毎回同じ言葉の簡単なカードしか送ってない。

彼はイヤな思いをしてるんだろうか…
私はとんでもないニンゲンなんだろうか…

映画を観終わったあとにそんなことを思いました。
ベンアフレック、かっこよかった。

2015年11月23日月曜日

夏の朝の成層圏

なんて魅力的なタイトルなんでしょう!

黒いはずだけど青い気がして。
冷たいのに暑そうで。
空虚なのに素晴らしいところのようで。
死しかないのに、死すらないかもしれないのに、行って肌に感じてみたいと思う。
夏、朝、成層圏、タイトルのどの言葉も青くて爽やかで魅力的。

池澤夏樹って初めて読んだ。
20代の頃、たくさん読んだ片岡義男を思い出したよ。
そこにある物への主観と客観両方の描写なんかが。
片岡義男よりずっとあっさりしてるけど。

片岡義男の本は古本市でしか見かけなくなってきた気がするけど、池澤夏樹はいっぱい売ってるからまた読んでみよう!


2015年11月19日木曜日

あなたの中の異常心理

たまーに、10年に1度くらい…こういう本に手が出る。
心の闇みたいなものを解説してあるやつ。
なんでしょうね。
自分や人の心が気になることがあるんだよね。

本では、ニーチェやユングや、グレン・クールドまで出てきました。
みんなそういう心を持ってたんだって。
あー、言われてみたらわかる気がするなあっていう人から、そうだったのかとショックな人まで。

この上ない芸術は正常な心理からは生まれないのか…
人は、明らかに異常なものは嫌だけどほんのちょっとの異質な何かは自分の何かと共鳴するから魅かれるのか…

スピリチュアル云々でよく言われる、集合的無意識とか人類全体が共有する無意識っていう言葉のことも書いてあった。
「偶然に意味を感じてしまう敏感さは限りなく異常心理に近い特性でもある」
これが本当かどうかはわからないけど、でもこの言葉はうれしい。
ずっと、なんかおかしいって思ってたんだよね。
直観とかインスピレーションとかいうものもね。

そういう言葉の何かがおかしいと思ってたんだけど、何がおかしいのかよくわからなくて。
っていうことは人それぞれだから別におかしくないのかな?って思っちゃったりもして。
でもやっぱりおかしい!
いや、何がおかしいのかはやっぱりよくわかってないんだけど…