このブログを検索

2026年1月31日土曜日

「孫子の兵法」がわかる本 / 守屋 洋

職場の休憩室の本棚にあった本。

初心者向けの孫氏の兵法ってとこかな。


気になった個所:

● 兵は勝つことを貴び、久しきを貴ばず

→ 深刻な痛手をこうむって勝つくらいなら余力を残して負けよ

長期戦はしてはならない


勝とう勝とうと、勝つことのみを考える戦い方や、利益にだけ目を奪われて損害を考慮に入れない戦い方は、例えかったとしても深刻な痛手をこうむる



● 善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり

→ がむしゃらに頑張るのは計画に無理があるからだ

誰がやっても勝てるような無理のない作戦計画を立てる。そして作戦計画通りに戦いを進めて無理なく勝つ。

作戦計画の無理を勇戦敢闘によって補わない




● 冷静な判断を身につけるためには、ピンチにおちいっても動じないように、ふだんから自分を鍛えておかなければならない

→ この"鍛え方"がわからなくてAIに訊いてみた…さすがの答えが返ってきたよ。




原語も載ってたからネットで調べながら読んでみたよ。

そしたら…いろいろな解釈があることを知りました。大昔の外国語だからそうなるんだろうなあ。

今の私なりの解釈でぴったりくるのは、

「善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり」

頑張らんでもいい方法を考えよーってことでいい?頑張ってる時点で×ーってことでいいかな?


ちゃうやろなー…

**************************

お化粧が映える年齢になってきた…ような気がする。そうか今だったのか…






2026年1月28日水曜日

グリーンランド 〔人文社会科学から照らす極北の島〕 / 高橋 美野梨 (編集)

トランプさんが欲しがってるグリーンランドのことが知りたくて。

先住民の方たちに強引な融和を図らなかったことが却って自分たちの文化にこだわらない結果となったと…


可愛らしい表紙とは違って、大学の先生方の論文はその書き方からして勉強になりました。


新聞には小泉悠さんが書評を、そしてamazon.comの書評には開高健のオーパに特別寄稿したはった角幡唯介さんが書いたはったと知ってちょっとうれしい

************************

下の写真は、よくお昼休みに過ごすロビーで。


ずーっと強い光に当たっててしんどいだろうなって思ってたら、造花でした…なあんだ、キレイすぎると思ったんだよね、でもちょっとホッ。


2026年1月25日日曜日

オーパ! 完全復刻版 / 開高 健

アマゾンの本が読みたくて。

釣りはやったことないけど充分面白かった。


ときどき有名な銘句や、哲学本、有名な画家や作家の名前が出てくるのも面白い。

2年近くアマゾンの本を読み耽ってきたけど、これで打ち止めとします。


アマゾンはアマゾネスが語源(?)らしいけど、どの本も男っぽさ満載だったよ。男性作家のものばっかりだったからかなー?

アマゾンにはまるきっかけは、女性作家の女性が主人公の本だったんだけど、唯一だった。

でも、最後に開高健に出会えて大満足!

最後にブラジリアが出てきて、なんとももう!


特別寄稿のお二人の文章も面白くて、藤原新也さんの文章なんてドキドキしちゃったよ。


そして、最近の報道写真展で干上がったアマゾン川の写真を見たことを思い出したよ。ああ…


好きな文章:

「口をひらこうとして思わず知らず閉じてしまいたくなる暮し」


「現代建築というものは(中略)歳月と添い寝することができないのである。デザインの流行が変わるから"時代遅れ"になってそうなのではなく、どうやら、もともとそんな体質や気質に生まれついていないのであるらしいのである。どの傑作もちょっと歳月がたつとたちまち醜怪、卑小な不具者となってしまう。ある年齢で成長がとまってしまった美青年みたいなところがある。美貌を保つためには自殺するしかない、ある種の早熟な不具の美少女みたいなところがある。一つとして例外なくそうであったといいたくなるほどである。」

*******************

下の写真は、産直のマルシェで買ったガーベラ。

あっちこっち向いてるのがかわいい。

冬はお花が長持ちするからうれしいね。


2026年1月18日日曜日

ラ・ボラヒネ / ホセ・エウスタシオ・リベラ

リョサの"密林の語り部"に出てきて「ぜひ読みたい!」と探した本。

ちょうど1年前に初めて邦訳されてました。

ところが図書館にない…国会図書館にもなくて、司書さんに聞くと「ペーパーバックだし、写真で見るとバーコードも変わってる。一般の図書館の流通にはのってないと思われます」とのこと…Amazonで買いました…

なるほど、日本の品質ではない感じ・・・

そして感想。

もう野蛮極まれり。


ただ、作者は詩人だということで原作では詩的な表現なんだろうなという個所がいくつか。

日本語訳ではそれほどでもなくて残念。

野生の馬をつかまえるところは迫力満点で引き込まれたよ。


そろそろアマゾンを卒業しようと思った本になりましとさ。

***************************

アマゾンの野蛮さを繰り返し読んできた身としては、複雑な温室散歩でした。

でも冬に温室を訪ねるのっていいなーって思ったよ。

あったかくて湿度高くて…外に出たときに感じる空気の冷涼さの気持ちいいことといったら!





2026年1月17日土曜日

Oliver Schnyder Trio(オリバー・シュナイダー・トリオ)コンサート

 グランフロント大阪店では、ピアノセレクションルーム


1曲目はモーツァルト。

これぞモーツァルトって感じ、可愛らしいことこの上ない。ピアノの軽やかなこと。もうずっと笑顔でいられる。


そしてブラームス。

ブラームスは大きい、広い、雄大…ああ、なんて言ったらいいんだろう!

その大きさに感じ入っていたら、緊張してきた…いや悲しくなってきた…この悲しさは美しさか…?…そんな激しい…

めくるめく展開に気持ちが混乱する。

どういう景色を思えばいいのか、どういう物語を思えばいいのか…

私にはブラームスは無理なのか…


ともあれ素晴らしい時間でした。

本当にありがとう!


ブラームスの2楽章のビブラート(?)とても素敵だったよ。

***************************

冬は夕陽がきれいだね。

ホントは写真の何倍も大きいよ。

いつかグリーンフラシュを見たいなあと思いながら見てると、見えた気がするという不思議。

見えたことにしておこう。



2026年1月10日土曜日

やすらぎの近代絵画 -ユニマットコレクション ミレーからワイエスまで- / 神戸ファッション美術館

この頃の私には、これくらいの規模の点数の美術展がいいなあ、つくづく…

ひとつひとつをゆっくり観ていきました。


発見は、私は「ワイエスが気になった!」ということ!

特に "母の生誕地" という静かな絵がお気に入りになっちゃったよ。

雪の積もる寒そうな住宅地の街路の絵。

これが、見る角度によって全然違う印象を受けるの。ああ、なんて面白い!


他に"ヘルガのヌード" も良かった。


下の写真は"洗濯場"と"日没"というタイトルの絵。

どちらも平和で優しく美しい。


椅子はねえ、右側のが一番姿勢よく座れたよ。

骨盤が立って背筋が伸びるのが私好み。


神戸ファッション美術館は、初めましてのところでした。

昔、行ったことがあったと思ってたんだけど…あれは一体どこだったんだろう???

*****************************

職場で、年末から大問題が発覚。これは試練か!?

成長するチャンスだワ。うまくやっていければ一皮むけるはず。

がんばれワタシ。

自分をコントロールするのダ。 







2025年12月31日水曜日

密林の語り部 / バルガス=リョサ

アマゾンの自然や野蛮さは少し鳴りを潜めて、哲学的なお話。

密林のインディオとユダヤ人と外見に特徴のある人。主人公が距離を置いて見ているから読み進められるのかな。

考えるほどに深いお話しでした。


読んでる途中でNHKの "アマゾン源流地帯〜森の民・マチゲンガを訪ねて〜" を見たよ。

リョサの世界とテレビの画面と。どちらも…コワイ…


気になった言葉:民俗学は人間性を破壊するためにグリンゴ(中南米ではアメリカ人に対する蔑称)が創り出した似非科学


そして…

私が子どものころ、リビングに観葉植物としてゴムの木が置いてある家が多かったような気がするなあって思ったよ。

あれは…ゴムブームの影響だったのか???


"グリンゴ"とか"センドロ・ルミノソ"なんていう言葉も久しぶりに聞いたワ。

あー、青春だったなー…

**************************

阪神百貨店の古本フェアに二日連続で行ったよ。

本を買ったら紙袋にリサ・ラーソンの猫を付けてくれました。

クリスマスイブから部屋のあっちとこっちにリサ・ラーソンの猫。


年末年始は引きこもり。

心静かに引きこもっていられるというのも幸せなことなのだ。