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2014年6月5日木曜日

井上先生CD発売記念

フェニックスホール。井上先生と藤井さん。

サックスのリサイタルっていうよりサックスとピアノのデュオ。
どの曲も最初の音はピアノ。
ピアノの最初の音が聴こえてきた時からもうホント素敵。
原曲がサックス以外の曲の編曲は井上先生がされたそうです。

サックスはソプラノからテナーまで。
1曲目はプログラムになかったカサドの愛の言葉。
これがソプラノ。
サンサーンスは2曲ともテナー。
あとはアルト。
ソプラノっぽい音とかアルトっぽい音っていうのがあんまりなくて、どの楽器もすごく深く感じました。
曲の中で音色はいろいろあるんだけど、一貫して深いものがある感じ。

1部のサンサーンスで目の奥がジーンと熱くなって、フランクの第一楽章の終わりで落涙。
押し付けがましくなく、これみよがしじゃなく、でもドラマティック。
ああ、サックスって素敵だなあと。
アンコールはショパンのノクターン。
これまた最初のピアノで天に昇るような気持ち。途中からアルトサックスがジャジーな雰囲気でなんだか別の曲。楽しいやら泣けるやら。

1階のいちばん後ろの席に座ったんだけど、後ろから見てると客席には学生さんらしいヒトがいっぱい。
みなさん生徒さん達なのか一音も聴き逃すまい、見逃すまいって感じの微動だにしない背中。
彼らにとってどんな2時間だったんでしょう。
素敵な先生に習えて幸せだね。
ワタシは後ろでいまいちよく見えなかったのもあるんだけど、目を閉じて音楽に体を揺さぶられながら曲の世界に浸っていました。

井上先生の演奏は前に弦楽オーケストラとのコンチェルトに行ったことがあるんです。
なんだけど、不覚にも睡魔におそわれあんまり憶えてない・・・
一緒の舞台でコンチェルトさせてもらった事もあるんだけど後ろで聴くのと客席で聴くのとは違うだろうって事で、一度ちゃんと聴かなきゃって思って行ったんです。
でも一度じゃ済まないね。また行きたいと思ったよ。

ちょっと気になったこと・・・
1番うしろでもタンポが開閉する音が聞こえました。
やっぱりこれはしょうがないのかなあ。でも気になる。
聞こえてくると現実に戻っちゃったし、聞こえてる間はずっと気になる・・・んー・・・
近くの席に知り合いのリペアマンがいはったから聞いてみようって思ってたんだけど、そのまま帰ってきちゃった。
まあでも、ほんと素敵でした。次はいつかな。
こんな感じ。

2014年6月2日月曜日

ラ・プティット・バンド 大阪2014

ラ・プティット・バンド。ザ・シンフォニーホール。
J.S.バッハ:管弦楽組曲全曲演奏。

「たいへん、けっこうでございました m(^0^)m」
・・・って言いたい感じ。

よく「歌うように楽器を演奏する」って言うけど、ワタシは「しゃべるように演奏したい」と思ってます。
いろんな事を想像したり考えても、それは心の中にしまっておいて外には出さない。
ワタシは普段でも感情表現過多気味な気がするから、それを演奏でも同じようにしたくないなあって。
ワタシの気持ちなんて「こうなのよー!」って声高に言わなくても、周りのヒトはみんなお見通しでしょう。

もひとつ。
ブランデンブルグのフルートソロを聴いて思ったこと。
ソロだからって張り切って大きな音で吹くのはカッコワルイなって。
今日のフルートは全然前に出てなかった。
奥の方で鳴ってた。
奥だけど後ろじゃない。
他の楽器の音量とおんなじ、もしかしたら小っちゃいくらいだったかも。
でもちゃんと聴こえてた。
曲にもよるだろうけど、こういうのいい!
アンサンブルってコトですかねえ。

そんな必要ないのに大きい声でしゃべられるとやだし、何しゃべってんのかわかんないような小さい声も困るけど、普通よりちょっと小さめの声でしゃべられると「ん?」って聞こうとするなあって。
聞こえてきたものじゃなくて、聞こうとして聞いたことは、価値のあるものに思えるんじゃないかなあ。

古楽器演奏のバッハを聴いてそんなことを思いました。

あと、トランペットかっこ良かった!
3人。体は客席を向いてるんだけど顔は横向き。
楽器は右手だけで持って、左手は腰に当ててる。
まさに騎士!

それからティンパニのオトコノヒト。
男性はみなさん黒いスーツに黒い靴だったんだけど、ティンパニのヒトは鮮やかなサファイヤブルーのネクタイに同じ色の靴紐でした。
ステキ!

何回も何回も続いたカーテンコールに予定外(?)だったっぽいアンコールもしてくれはりました。
ホントはこんなホールじゃなくて、中央公会堂の中会議室なんかで聴きたかったかな。

こんな感じ。

2014年6月1日日曜日

ひとりでお酒

室内楽の演奏会に行ってきました。
編成が興味深かったし、共演者のひとりは前にコンサートで聴いたときに「すごーい」って思ったから楽しみにしてました。
でも・・・1部だけで帰って来ちゃいました・・・
前半はそうでもなくても、後半すごく楽しいコンサートっていうのがあるのは分かってたんだけど、どうしてもダメで・・・
1曲目から「やだ・・・帰りたい」って思ってその思いは2曲目も3曲目も消えることなく・・・
休憩時間に客席を見渡したらプロの演奏家の人もちらほら来たはったのが見えたんだけど・・・
みなさんどう思ったはったんやろ・・・こんな風に思ったのは私だけだったのかな・・・

今日は今年初めての夏日だそうで、昼間炎天下の下で練習した後だったから、ワタシ疲れてたのかな・・

まあ、こんな事ははじめて。
誰かと一緒だったら最後までいたのかもしれないけどひとりだったし・・・帰って来ちゃった・・・

コンサートでこんな風に思って途中で帰って来ちゃうのってなんともやるせない気持ちになるんだね。
初めて知りました。

ホントはこの後、うたの先生のステージを聴きに行くつもりだったんだけどすっかり元気がなくなり・・・
でもこのまま帰るのもなんだかな気分で、めったにしない外でのひとり酒。
アイスクリームと一緒に飲むのは辛口のショートカクテルが良かったんだけど「シェーカー振れる者がおりません」っていう残念さ・・・
まあでもアルコールのチカラは偉大だね。
すっかり酔っぱらって「そういえば明日も別のコンサートに行くんだった♪」って思い出しました。
で、昼間は仕事をしなきゃいけません。
音楽は素人だけど、ワタシもワタシの仕事ではプロです。
甘えてたら批判されます。今のご時世、すぐクビです。
ちゃんとしなきゃ。
こんな感じ。


2014年5月24日土曜日

源氏に愛された女たち

瀬戸内寂聴訳の源氏物語の続きに読みました。
瀬戸内寂聴のもコレも何年も前に買ってほったらかしてたヤツ。
源氏物語読んだときは、ずいぶん女性をバカにひどい話しだと思ったけど、これ読んだらまあこんなのもアリかなあとなんとなくクールダウン。
この作家さんの他の本は、男性目線で書かれた女性像や話しの展開にあんまりいい気持ちしなかったんだけど何故かこれはすんなり受け入れられました。
解説本だからかなあ。
恋愛指南書っぽい感じ。
源氏物語って中国のドラマ「宮廷の諍い女」と似てるなあって、コレ読んで思ったよ。

2014年5月18日日曜日

大阪国際室内楽コンクール、フェスタ部門予選2日目

いずみホール。
今日は5グループ目から聴きました。

で、今日のサックスはピアノとデュオ。フランス人男性のミーハ・ロギーナさん。
スカラムーシュとクレストンのソナタとガーシュウィンの3つの前奏曲。

左手がチェロを弾く人の左手みたい。
手の甲が柔らかく見えた。
あーそうだ、手首を柔らかくしなきゃいけないんだった…って勉強しちゃいました。
なんだけど、お勉強モードはクレストンの途中まで。
ピアノの譜めくりの人が落ちちゃったみたいで。
ピアニストが自分でめくらはる…次も…次も…譜めくりの人、戻れないのか!?
なんか2人の間に緊張感が漂ってる気がしてワタシそっちに意識集中…譜めくりガンバレーって。
楽譜だけじゃなくて、自分も見失っちゃったのか次のガーシュウィンでも座ったままの譜めくりさん。
もうワタシ一生懸命応援しちゃいました。だからサックス聴いてません。

ご本人の名誉のために。
他の出演者の時の譜めくりはバッチリでした。
クレストンのピアノ伴奏って難しいって言うけど、譜めくりもタイヘンなのかな?
もしそうなら、こういうのの譜めくりはサックス奏者にすべきやな。

1日の演奏が終わってホールを出たら、道路を挟んだ向かい側のビルの前で「カリヨン」っていう木管五重奏のグループが練習したはりました。
衣装のまんまで。
彼らは最後から2番目の出演だったから、出番が終わってすぐ練習したはったのかも。
本選出場を見越して練習したはったのか…さっきの本番でどうしても気になったところがあったのか…
彼らの演奏は「こういうのを上手いっていうんだろうなあ」っていう感じの整った演奏でした。
NHKのクラシック倶楽部でよく見る感じ。

さてさて。
予選結果はもう出てる筈なんだけど、発表見ずに帰ってきたし、ネットにはまだ載ってません。
フェスタ部門は事前に申し込んだ観客だけが審査します。
審査員の人たちは首からカードをぶら下げたはるから一目でわかります。
60歳台以上の人が多かった気がする。で、男性率が高い!
思うんだけど、根っからのクラシックファンとか、クラシックオタクって感じじゃないんじゃないかなあ。
客席での雑音が多いし、拍手のタイミングもアレレ?って感じ。
でもね、ワタシは全然いいと思います。
フェスタ部門はそういうもんなんだと思います。
リタイアして時間ができた人たちが自分の街でやってるイベントに参加。いずみホールでクラシック音楽の審査員。素敵やん!
それぞれの感性で、もう1度聴きたいって思った演奏に点を入れはるんでしょう。
ってコトはこの結果は、大阪でのクラシック音楽のマーケティングに活かせるねー。
大阪ではどういうのがウケるのかって。
興味深い!
 

2014年5月17日土曜日

大阪国際室内楽コンクール、フェスタ部門予選1日目

世界中のプロの音楽家の演奏がいっぺんに聴けます。1000円で。
なんてステキ。
もう、外人さんが演奏したはるっていうだけでステージの見た目がいつもと違って新鮮。
ちょっと遅刻して2グループ目から聴きました。
みなさんステキだったんだけど、私としてはやっぱりサックスのカルテットに注目。

2グループあって、両方ともアメリカ人男性ばっかりのカルテット。
私は「バルカダ・カルテット」が好きだったかも。
バッハのイタリア協奏曲:なめらかで優雅。
マスランカのレシティションブック:カッコイイ!
どちらも雲井先生の演奏でよく知ってる曲なんだけど、別の人たちがやると全然違う!
私だったら…なんて考えながら聴いてました。
畏れ多い?向上心です!

彼らの演奏が終わったあと休憩があったんです。
チケット持ってたら出入り自由だったのでホールの外へ。
そしたら、5分前まで演奏してた4人がもう着替え終わって楽器持って出てきはった!早すぎる!
あれぜったいタンポの水分なんて取ったあらへんと思うわ。
もしかしたらスワブも通してへんのちゃうか…
で、他の出演者たちとおしゃべり。
よっぽど写真撮ってもらおうかと思ったけど勇気が出なくて声かけられず…今も後悔…
まあでも、ソプラノとバリトン良かったよー。

もう1組は「ドナルド・シンタ・カルテット」
イケメン4人組。なんと全曲暗譜。
そのプログラムがよかった!
曲の並び方がよかったんです。知らない曲だけど…。

D.ケチリー/ラッシュ
A.グラズノフ/四重奏曲 op.109 第二楽章
M.ナイマン/ここから向こうまで
S.ラーマン/ミラバカヤ
A.グラズノフ/四重奏曲 op.109 第三楽章
Z.ブラウニング/ハウラーバック


他に曲と、その並び順がいいなあと思ったのが「シバライト・ファイブ」っていうアメリカ人の弦楽クインテット。

P.シェフチク/レベル
D.ヴィスコンティ/ブラック・ベント
レディオヘッド/パラノイド・アンドロイド
レディオヘッド/モーション・ピクチャー・サウンドトラック
A.ピアソラ/天使の死

全部現代曲です。ファーストバイオリンがシンセサイザーみたいな音してました。
かっこいい!

で、お昼休憩が2時間近くあったので大阪城公園でお昼ごはん。


2014年5月15日木曜日

ベートーベンピアノ協奏曲 オリジナル楽器での全曲公演 Vol.1

ベートーベンピアノ協奏曲 第2番と4番。
大阪市中央公会堂の中会議室。
テレマン室内オーケストラと高田泰治さん。

古楽器とフォルテピアノでのベートーベン、ピアノ協奏曲の全曲演奏です。
これって「本邦初の試み」なんですって。

そして今日は、私がベートーベンを好きになった記念すべき日になりました。
今までは、好きか嫌いかって言ったら、「フツー」だったんだけど。

もうほんと、今までのベートーベンのイメージが引っくり返った感じ。
第2番は・・・なんかモーツァルトみたい。軽やか。
第4番は・・・繊細で奥深くて。あー、ベートーベンさん、あなたはこんな人だったのねー、って。
ほんと、抱きしめてあげたい。
古楽器ばっかりで聴いたからかなあ、って思いたい。

1部と2部が始まる前に、楽器紹介もちょっとだけありました。
ホルン、トランペット、クラリネット、オーボエ。
特にオーボエ。
ワタシ、オーボエってあんまり好きじゃなくて・・・
でも、古楽器のオーボエって全然違う音でした。すごくまろやか。いい!

あと、古楽器の音の強弱もいいなあって。
フォルテって、ただ大きい音を出せばいいってワケじゃないっていうのは分かってたつもりで、響きをより豊かにする感じかなあってなんとなく思ってたんだけど・・・
響きっていうより、深みが増すんじゃないかと・・・
古楽器演奏を聴いたならではの発見。
あー、すてき。
写真はティンパニー。これも古いヤツです。

もらったプログラムには
「作曲当時の響きが"大大阪"の生んだ宮殿に満ちるとき・・・・・・中略・・・・・・大阪の誇る近代建築を舞台に新たなる挑戦」
って書いてありました。
演奏会場の中央公会堂はヨーロッパの古い市庁舎を思わせる素敵な建物です。