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2025年11月17日月曜日

楽園への道 / マリオ・バルガス=リョサ

アマゾンのお話を読みたくて…巡り巡ってこの本に辿りつきました。

もうアマゾン関係ないけど、リョサとタヒチっていうのに惹かれて…


なんと実話だったよ。

社会主義っていうのがどうも肌に合わないって思ってたんだけど、読むうちにフローラの一生懸命さに打たれてきたよ。


そしてゴーギャン。

彼の絵は好きだったんだけど、読むうちに「酷い男だ!」って憤慨してきて…でも芸術に目覚めたころの話はグッとくるし、最後は、慈しみたくなる…


これらは、フローラやゴーギャンがっていうより、どこかの誰か(神様か大天使か…)の目線がとてもとても優しくて大きな愛がいっぱいだからな気がするよ。


神様や天使がいるのかいないのかは分からないけど、こうやって温かく見守ってくれているって思ったらちょっと嬉しいね。

そう、神様はなんにもしてくれない。見てるだけ。

でもいいよ、寄り添って見ててくれてるってうれしいことだと思ったよ。

神様も天使もいないんだとしたら…私が私を見てるよ。


この神様(もしくは大天使さま)の目線がリョサなんだとしたら、リョサってなんて素敵な人!って思っちゃったよ。


リストやマルクスなどなど、有名人がさりげなく出てくるのも面白い。

そして主人公二人の最期…ユニークな人生だけど二人ともとても良い友達に囲まれての最期。いいね。



気になった文章(1)

「商業と富の過剰は、住民のあいだに重商業主義精神と極端な個人主義を生じさせ、貧乏人や搾取されている人々までがそれに感染していて、そこには団結を目指す気配などほとんど感じることはなかった。

 

ーーー思ったこと。

資本主義って原始的で野蛮なのかも。人はほっといたら資本主義になっちゃうんだ。

それに抗おうとする社会主義こそ文明なのかも。

でも本能が資本主義を求めるのなら、社会主義は勝てないのか??


気になった文章(2)

「海に沈む前の太陽は火の玉となって生物も無生物も真っ赤に染め、数分間の奇跡の瞬間、地球の表面すべてを虹色に染め上げる」


「芸術とは自然を真似るのではなく、技術を習得し、現実の世界とは異なる世界を創ること」

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長居植物園に行ってきたよ。

写真はミューレンベルギア・カピラリス。

フワフワの中にダイブしたい気分♪



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